材料研究棟 精密測定室における火災について(速報)
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この度、当社の材料研究棟において火災が発生しましたので、お知らせいたします。
なお、本事象は、非管理区域で発生したものであり、初期消火により消火され、拡大性はなく、周辺の環境に影響を
与えるものではありません。
1.発災日時(確認時刻)
2024年3月15日(金) 15時52分頃
2.発災場所
日本核燃料開発株式会社
材料研究棟 精密測定室 【非管理区域】
3.状 況
(1)事象の概要
・3月15日15時52分頃、当社敷地内の材料研究棟 精密測定室(非管理区域)において、研究で使用した
残留ナトリウムの安定化処理作業中に発火したため、現場にいた社員が消火器を用いて初期消火を実施しました。
・その後、16時02分に公設消防へ通報し、16時13分に公設消防により「火災」であると判断され、
16時32分に鎮火が確認されました。
・また、16時17分より茨城県並びに近隣市町村へ順次状況を通報連絡しています。なお、本火災は、原子炉等
規制法に基づく報告事象には該当しませんが、原子力事業所敷地内における火災は、原子力安全協定に該当します。
(2) 放射性物質の漏えい : なし
(3) 環境への影響等 : なし
(4) 人の汚染・被ばく : なし
4.原 因 (調査中)
ナトリウムの安定化作業は、エタノールの入った容器の中にナトリウムを入れて安定化(溶解)させるものであり、
精密測定室のフード内で実施していました。化学反応により温度が上がりすぎないように外容器(金属製バケツ)の
冷水により冷やしながら作業を進めていましたが、予想外に反応が大きくなり発火に至ったものと推定しています。
外容器(金属製バケツ)内の発火後、外容器が倒れフード内に延焼しましたが、社員の初期消火活動により消火して
います。詳細原因については今後調査を進めてまいります。
【添付資料】 1.日本核燃料開発株式会社 施設配置図
2.
材料研究棟 精密測定室の発災の状況
【 添付資料 】.pdf