火災報知器の作動について(最終報)

 
 
火災報知器の作動について(最終報)

2020年12月4日
日本核燃料開発株式会社

 2020年11月12日に発生した火災報知器の作動に関しましては、その後の調査で、換気空調系機器(給気ダンパー)の不具合(ダンパー駆動機構の破損に伴う当該ダンパーの閉止)が起因となっていたことが判明しました。この不具合により換気空調系の給気流路が断たれ、ホットラボ棟内の負圧が急激に高くなったため、空気管式の火災報知器が誤作動したものと推定しています。
 今回の事象の再発防止と水平展開のため、当該機器を含む同類の機器について全台の点検・修繕を行い、防火ダンパーとしての機能が健全であることを確認しました。
 また、今回の事象で管理区域の出入口扉が開けられず、一時的に作業員が退避できない状態になってしまったことに関する反省として、防護組織としての基本対応手順の明確化、作業員の退避手順策定、情報伝達手段の改善、関係機関との連携強化等を行い、迅速に対応できるような準備体制を整えました。
 昨日までに上記の準備対応を全て完了したため、本日12月4日よりホットラボ施設を再稼働させました。
 ご迷惑とご心配をおかけしましたが、今後も安全対策を徹底し、地域の皆様に信頼され続ける企業となるよう努めてまいります。
 

以上